Munch家庭のキッチン管理

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ミールキットを使っているのに、なぜ食品ロスが出るのか

売り文句は「必要な分だけ計量済みで、無駄が出ない」はずなのに、それでも野菜室にはミールキットの余りが積み上がっていく。パクチーが三分の一束、パプリカが半分、三週間前に作った一皿のためのソースの小袋。これは、無駄が出ない仕組みをあなたがうまく使えていないという話ではありません。ミールキットは「この一皿を今夜の食卓に出す」ために組まれていて、あなたの台所に元々何があるかはそもそも見ていない。ロスは、そのズレから生まれています。

ミールキットが本当に解決していること

ミールキットが得意なのはただ一つ、「今日何を作るか」という決断と、「レシピに必要な各材料の分量」という計算をなくすことです。すべてが一つのレシピぶんだけ計量されて届くのは、献立を考える気力がない夜には確かに助かります。ただ、「このレシピにちょうど足りる」というのは、レシピについての約束であって、あなたの台所についての約束ではありません。パクチーは束で売られていて、レシピが求める大さじ2杯単位では売られていない。パプリカも半分では売っていない。だからキットは丸ごとの状態で届き、レシピはその一部しか使わない——つまり、あなたが何かをする前から、残りが出ることはすでに決まっているのです。

残った分がなぜ消えていくのか

見落としやすいのはここです。その余った分には、届いた時点ですでに「この一皿、この一週間」という役目がついていて、その一皿を作り終えた瞬間、頭の中ではその役目は終わったことになります。半分のパプリカは「家にある食材」ではなく「火曜のキットの残り」になり、そして火曜のキットはもう終わっている。自分で買ってきた食材には、こういう「完了」の感覚がついてきません。自分で買ったパプリカはいつまでも未完了で、次に作る何にでも使える状態のままです。でも、レシピカードと一緒にラップで届いたパプリカは、もう存在しない一皿の付属品として静かに分類され、二度と普通の食材として見直されないまま野菜室に居座ります。

同じものが二つできてしまう問題

ミールキットは「何もない台所」に届く前提で組まれているので、油の小袋、香辛料のミックス、小瓶のソースなど、たいてい家にすでにフルサイズで持っているものを一緒に送ってきます。使い切りの小袋自体が腐って無駄になるわけではないので、キットが悪いという話ではありません。ただ、結果として台所には同じものが二つ存在することになり、その片方——小さくて、レシピ番号以外のラベルがなく、普通の買い物ではなく箱で届いたほう——はとりわけ存在を忘れられやすいのです。

配送のペースは、あなたの一週間を知らない

箱は、先週のキットを使い切ったかどうか、外食が続いたかどうか、今週たまたま出張だったかどうかに関係なく、契約した日に届きます。中身は特定の一皿に合わせて選ばれた生鮮食品なので、普通の買い物よりも使える期間が短く、「今週は別の料理に回す」という逃げ道は最初から用意されていません。もともと一つのレシピにしか紐づいていないからです。準備ができていない冷蔵庫にキットが届いてしまうのは、あなたの計画不足ではなく、その配送スケジュールが最初からあなたの一週間を見ていないだけのことです。

実際に効くやり方

解決策は、次の箱が来る前に使い切る根性を出すことではありません。箱が届いた瞬間から、それを一つのレシピに縛られた密封セットとしてではなく、普通の食材として扱うことです。まず全部を開けて、付属のレシピを作る前に、冷蔵庫の他の食材にするのと同じ質問をしてみる。これは何で、他に何に使えるか。三分の一残ったパクチーは、ただのパクチーです。今週作る他の料理のどれにでも使っていい。自分で一束買ってきたときと何も変わりません。「キットの食材」と「このレシピにしか使えないもの」という頭の中の結びつきを外すこと。それがこの問題の解決のほぼすべてで、必要なのは気づくことだけで、コストはかかりません。

これはまさに Munch が埋めようとしている隙間です。普通の買い物で来たものでも、ミールキットの残りでも、冷蔵庫に入った時点でそれぞれ数量と日付のついた一つの品目として記録され、家族全員から見える状態になります。届いたときのレシピカードにいつまでも紐づいたままにはなりません。何を作るか決めるときは、すでに全部揃っている料理と、あと一つだけ足りない料理に分けて表示されるので、残ったパプリカや余分なパクチーは、レシピの側から積極的に使い道を示してもらえるものになり、野菜室で静かに忘れられるのを待つだけの存在ではなくなります。

これは、ミールキットが悪い、あるいは使っていると食品ロスの扱いを間違えていることになる、という話ではありません。キットとあなたの台所は、そもそも別の質問に答えているだけです。「今夜のレシピに何が必要か」と「実際に冷蔵庫に何があるか」。ロスはその二つの質問のあいだの隙間で生まれます。その隙間を埋めるのに必要なのは、キットの側が変わることではなく、届いたものを最初から自分の食材として扱うこと——たまたま一週間、冷蔵庫に居座っている他人のレシピとしてではなく。