Munch家庭のキッチン管理

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調理済みの牛肉は冷蔵庫で何日もつ?

結論から。調理済みの牛肉は、ローストビーフでもステーキでも煮込みでもひき肉を使った料理でも、冷蔵庫に入れてから三〜四日を目安に食べきるのが安全な範囲です。これは、このサイトの作り置き・残り物の記事で扱っている、熟した料理全般に当てはまる控えめな目安と同じものです。形が変わっても実際に変わるのは日数そのものではなく、その数日のあいだに牛肉がどう見えてどう感じられるかのほうで、スライスしたローストビーフの端が二日目あたりから灰色っぽくなるのを見て心配する人は多いのですが、それは傷みとはあまり関係のないことが多いのです。

加熱は時計をリセットするだけで、止めるわけではない

ステーキを焼いたり、かたまり肉をローストしたりすると、生の状態にあったもののほとんどは死滅します。だから焼き上がった直後は見た目も匂いも完全に清潔です。ただし、肉を休ませる皿も、切り分けるまな板も、そのあと入れる容器も無菌ではありませんし、通常の加熱では死滅しない耐熱性の芽胞も一定数存在します。牛肉が冷め始めた瞬間から、残っていたものと、そのあと新たに付着したものが追いつくチャンスを得ます。これはこのサイトの残り物についての記事で説明している仕組みと同じで、調理済みの牛肉はその例外ではなく、非常によくある具体例のひとつにすぎません。

料理の形はほとんど日数を動かさないが、どちらに寄せるかは動かす

パサッとしたローストビーフも、焼いたステーキも、グレイビーがたっぷりの煮込みも、ひき肉を使ったボロネーゼのような料理も、だいたい同じ三〜四日の範囲に収まります。汁気の多い煮込みのほうが、乾いたローストビーフより早く傷みそうに感じる人が多いので、これは意外に思われるかもしれません。料理の形が無関係というわけではなく、影響するのは範囲そのものではなく、その範囲のどちら側に寄せて考えるかです。煮込みやソースのかかった料理は水分が多くたんぱく質も多く、まさに菌が好む環境なので、四日側に伸ばすより三日側で見ておくほうが安全です。乾いたローストビーフやステーキは、きちんと密閉されていれば範囲の上限に近いところまでもつ傾向があります。どちらであっても、範囲そのものを緩めていい理由にはなりません。ひき肉を使った料理も、生のひき肉と同じだけの注意が必要です。挽く工程で表面の菌がすでに肉全体に混ざり込んでいるからです。

見た目ほど深刻ではない色の変化

焼きたての牛肉は、火の通り具合によってピンクから赤褐色をしていますが、冷蔵庫に入れて一〜二日もすると、とくに切り口や空気に触れている面が全体的にくすんだ灰褐色に変わることがよくあります。これは調理済みの筋肉色素に対して酸化が働いているためで、このサイトの別の記事で説明している、生の牛肉が鮮やかな赤色からくすんだ茶色に変わっていく仕組みと同じ化学反応が、すでに火を通した肉の上で起きているだけです。灰褐色になっていても匂いが清潔でしっかりした感触のローストビーフは、必ずしも傷んでいるわけではありません。酸化が起きているだけで、それは色の話であって傷みの話ではないのです。

実際に調理済みの牛肉が傷んだサインは、どんな熟した料理とも共通しています。酸っぱい、あるいは明らかに「おかしい」匂いと、べたついたり水で洗っても取れない薄い膜ができたりする質感です。色だけを見て判断することは、生の牛肉以上に、調理済みの牛肉では頼りになりません。

冷凍は素直な延長策

調理済みの牛肉は冷凍に向いていて、三〜四日の目安が終わりに近づいてから慌てて冷凍するより、一〜二日目のうちに冷凍するほうが、品質を落とすというより本当のリセットになります。一部しか使わないとわかっているなら、あらかじめスライスするか小分けにしておけば、平日の夜に必要な分だけ解凍すれば済みます。包むときは表面にできるだけ空気が触れないようにしてください。ゆるい包み方は、このサイトの冷凍焼けについての記事で説明している通り、良いローストビーフが数か月後に端から乾いて灰色になる典型的な原因です。それによって肉が安全でなくなるわけではありませんが、乾いた部分は取り除いたほうがよく、多少パサついた食感が気にならないよう、ソースのある料理に使うのがおすすめです。

本当に楽になるやり方

  • 記録するのは調理した日で、生肉を買った日ではない。実際に効いてくる時計は、火を通した牛肉が冷蔵庫に入った瞬間から動き出します。これはもとのパックに印字されていた日付とは、しばしば別の日です。
  • 冷蔵庫に入れる前に早く冷ます。大きなローストはあらかじめスライスし、煮込みは浅い容器に分けてから冷蔵庫に入れましょう。鍋やかたまりのまま入れないのは、どんな熟した料理にも共通する助言で、理由も同じです。大きくて密度の高い食品のかたまりほど、菌がいちばん増えやすい温度帯を抜けきるのに時間がかかります。
  • ソースのある湿った料理は三日側、乾いたローストやステーキは四日側で考える。切り方ごとに例外を覚えるのではなく、ひとつの範囲の両端として扱うだけです。
  • 色だけで判断しない。灰褐色になっていても匂いが清潔でしっかりした感触のスライスは、多くの場合ただの酸化です。酸っぱい匂いやべたついた表面のほうが、色にかかわらず本当のサインです。
  • 四日以内に食べきれないなら早めに冷凍する。完全に凍った状態になれば時計は本当に止まります。目安の最終日まで判断を先延ばしにする利点はありません。

記憶だけで見分けるのが本当に難しいのは、日曜日の夕食で残ったローストビーフと、昨夜のステーキがどちらの容器に入っているかで、とくにどちらの切り口も少し灰色っぽくなり始めて似た見た目になったときです。Munchは、どのバッチをいつ冷蔵庫に入れたか、どこに保存しているかを家族全員が見える形で記録するので、残り時間がいちばん少ないものが、いつ作ったか誰も覚えていない奥のほうの一品ではなく、自然と一番目に入るようになります。

これは料理や部位ごとに別々のルールを覚えるような話ではありません。必要なのはひとつの範囲――三〜四日、それが無理なら早めに冷凍――と、色が変わって見えるときには色よりも匂いと質感を信じるという、このキッチンのほかの場面でも役立つのと同じ姿勢だけです。