食品パッケージに印字された数字コード、あれは何の意味?
パッケージに印刷されているのは、いつも普通の日付とは限りません。「賞味期限」や「消費期限」という文字とともに書かれた日付のほかに、缶詰やペットボトル、輸入食品の底や継ぎ目のあたりに、規則性のない数字とアルファベットの組み合わせが刻印されていることがあります。印字の色や質感が隣の日付とは違って見えることも多く、インクジェットで後から打たれたもののように見えます。これはたいてい、あなたに向けた賞味期限や消費期限ではなく、工場内部の製造ロット番号です。これを日付として読もうとするのが、パッケージを前に何を信じればいいのか分からなくなる原因のひとつです。
賞味期限とロット番号は、まったく別の問いに答えている
賞味期限や消費期限が答える問いはひとつです。これはあとどれくらいもつのか。ロット番号、製造コードが答える問いはまったく別で、この一個の包装が、どのライン、どの班、いつ作られたものかということです。工場がロット番号を必要とする理由は、あなたの台所での判断とは関係がありません。ある製造ロットに問題が見つかったとき、製品名全体を回収するのではなく、その一群だけをたどって回収するために使う手がかりがロット番号です。これは鮮度を知らせる道具ではなく、リコールのための道具であって、隣にふつうの日付があるかどうかにかかわらず印字されます。
この二つは同じ機械で同じタイミングに刻印されることが多く、すぐ隣に並ぶため、ひとつのものとして読まれやすくなります。「賞味期限 2027.08」とはっきり印字された下に、L4 21:07 B142 のような一行が続くことがあり、後者はその工場にとっては明確な意味を持ちますが、手に取った人には何も語りません。
いちばん誤解されやすいもの:ジュリアン日付コード
もっとも分かりにくいのは、缶の継ぎ目やボトルの底近くに刻印された、スラッシュも月の名前もない、日付らしい形をしていない数字の並びです。3142 や 23142 のような並びがそれにあたります。これはたいてい「ジュリアン日付コード」と呼ばれるもので、暦上のある日を指すのではなく、その年の何日目かを表しています。四桁の場合、最初の一桁が年の下一桁、残り三桁がその年の通算日数を表すことが多く、3142 なら「末尾が3の年の142日目」、だいたい五月下旬にあたります。五桁のバージョンは年の桁をもう一つ増やして曖昧さを減らしたものです。何百万もの缶を管理する工場にとっては実用的な方式ですが、そのルールを知らない人にとってはほぼ解読不能で、それは当然のことです。
すべてのジュリアン日付コードを開ける共通の鍵はありません。1月1日から数える工場もあれば、年と日の順序が違う工場もあり、同じブランドでも委託先の工場によってルールが揃っていないこともあります。覚えておく価値があるのはひとつだけで、日付らしい形をしていない、ただの数字の並びは、たいていこの種のコードであって、賞味期限が異様に近いという警告ではないということです。
国によって本当に違う部分
本物の暦の日付が印刷されている場合でも、年月日の並び順は世界共通ではなく、これも混乱のもとになります。アメリカでは月/日/年の順が一般的で、ヨーロッパの多くの地域や一部のアジアでは日/月/年が標準、日本と中国では年/月/日の順で、これは国際的な ISO の日付表記とも一致します。同じ「03-04-25」という数字でも、どの順序で読むかによって指している日はまったく違ってきます。輸入食品や海外から取り寄せた商品で日付が見慣れない並びに見えるときは、いつもの読み方でそのまま流さず、一度立ち止まる価値があります。
コードがどうしても読み解けないとき
- まず「賞味期限」「消費期限」など、はっきり言葉が添えられている行を探す。そばに他の数字がどれだけ並んでいても、そうした言葉がついている行が、実際にあなたに向けた日付であることがほとんどです。残りはたいてい工場向けです。
- 言葉が何も添えられていない、ただの数字の並びは、ロット番号として扱う。それが示しているのは「どのくらいもつか」ではなく「どの製造分か」です。
- 本当に読み解けないときは、パッケージに印刷されているメーカーの連絡先が、推測より確実な情報源です。とくにリコールの案内は、商品名ではなくその具体的なコードを基準にしています。
- はっきりした日付が見当たらないときは、謎のコードにこだわるより、その食品カテゴリーそのものの一般的な保存の目安に戻る。膨張やさび、液漏れのない缶詰のトマトや豆を、涼しく乾燥した場所に保管しているなら、底のコードを解読できてもできなくても、扱い方は変わりません。
工場内部のコード体系を丸ごと覚える必要はありません。必要なのは、パッケージのどの行が本当に自分に向けて書かれているのかを見分けることと、残りの印字は、それを作った人たちのための情報であって、これから食べる人へのカウントダウンではないと理解しておくことだけです。
Munch は、そもそもパッケージに印字されたものを解読することを求めません。何を買って、いつ手に入れたかを記録すれば、あとの日付はアプリ側で管理します。開封したと記録した日から、もう一段短い独自のカウントダウンが始まり、家族全員がリアルタイムで同じ記録を見られます。本当に意味のある数字は、工場が自分たちの略式で缶の底に刻んだものではなく、あなたが実際に入力したその数字です。