Munch家庭のキッチン管理

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冷凍庫にすでにあるものを、実際に使い切る方法

おいしいものが詰まっているのに誰も食べていない冷凍庫というのは、少し不思議な問題です。中のものは何ひとつ間違ったことをしていないからです。傷んでもいないし、匂いも出さないし、棚の上でしなびて目に入ることもありません。まさにそこが問題です。冷蔵庫はいずれ決断を迫ってきます――何かが傷み始めれば、食べるか捨てるかを選ばざるを得ません。冷凍庫はそういう圧力を一切かけてきません。だからこそ簡単にいっぱいになり、簡単に見なくなってしまうのです。

冷蔵庫と違って、冷凍庫の中身が見えなくなる理由

冷蔵庫を開けると、棚に並んだひとつひとつが見えます。冷凍庫を開けると、たいていは霜で白っぽくなった袋や容器が壁のように積み重なり、向きもばらばらで、いくつかは隣のものと凍りついてくっついています。マジックで書いたラベルは、数週間もすれば霜の下に隠れて読めなくなります。すべてが同じような硬さになるので、豆の袋ともっと気になる中身の袋も、ミトン越しに触ってしまえば区別がつきません。しかも扉を開ければ冷気がどっと逃げていくので、目当てのものだけ取ってすぐ閉めようとするのが自然な反応で、奥に何があるかじっくり確かめようとはなかなか思えません。これは誰かのだらしなさの話ではなく、冷凍庫というものを実際に使うとみんなこうなる、というだけの話です。

本当に増え続ける理由:冷凍が奪うのは「期限」そのもの

冷凍は「無駄になりかけている食材を救う手段」として語られがちですし、実際にそのとおりです――迫っていた時計を止めてくれます。ただ、その時計を止めることには誰も口にしない副作用があります。実際に使おうという後押しをしていた唯一の仕組みまで、一緒に消してしまうのです。冷蔵庫の中でしなびかけたほうれん草は、それ自体が小さな緊迫感を生みます。同じほうれん草を冷凍すると、その緊迫感はまったくなくなります。八か月後でも問題なく料理できる、というのはまさにその通りなのですが、それこそが問題です。「八か月後でも大丈夫」は、今日何もしなくていい十分な理由にもなってしまうからです。自然な期限を持たない食材には、自分で決める人工的な期限が必要で、そうしなければ期限そのものが存在しないまま終わります。

五分でできる、中身を実際に見渡す方法

これを解決するために冷凍庫を丸ごと解凍して整理し直す必要はありません。それは問題の大きさに見合わない、もっと大がかりな作業で、「ちゃんとやる時間ができる週末」を待っているうちに、また半年間中身を見ないまま過ぎていく、というのがよくある結末です。五分の棚卸しでほとんど足ります。中身を台の上に、少なくともラベルが読める場所まで出して、正確な一覧を作るのではなく、大まかに三つの山に分けます。見てすぐわかり、今夜にでも作れるもの。見てわかるけれど、大きな肉の塊やまるごとのパンのように特別な計画が必要なもの。そして、開けて確認しないと何なのかわからない、霜まみれの「謎の袋」の山です。この三つ目の山は、外から見た印象より実際は小さいことが多く、それぞれに名前がつけば「結局あそこに何があるんだっけ」という不安のほとんどはそこで消えます。

満杯の冷凍庫を「プロジェクト」ではなく「献立」に変える

実際に続けられる方法は、「冷凍庫を空にする」よりずっと小さなものです。週に一度、生鮮食品からではなく、冷凍庫にあるものから晩ごはんを考える日をつくる。それだけです。全部を冷凍食材でまかなう必要はありません。ひき肉のひとかたまり、ミックス野菜の袋、ストックの容器など、冷凍庫にある二つを軸にして、残りは生鮮食品で補う――それだけで数か月かければ在庫は着実に減っていきますし、「冷凍庫を片づけるための特別な夜」という感覚にはなりません。ほかの晩ごはんと同じように、ふつうの平日の判断として扱うことが、続けられる理由です。プロジェクトとして扱ってしまうと、一度やって、そのまま静かにやらなくなります。

冷凍庫にありがちなものたち、それぞれの使い道

  • 中途半端に残った少量の肉。 料理の残りの150グラムのひき肉、半分だけ残った鶏むね肉――それぞれ単独では一食分に足りない気がして、そのまま置かれています。二つ三つの半端な分をまとめて一緒に調理すれば解決します。炒め物やパスタソースは、肉が三つの袋から来ていることなど気にしません。
  • 大きな袋から使い切れず、冷凍しておいた野菜。 最初のレシピで使い切れなかった残り分です。冷凍庫の中でいちばん簡単に解決できるものの一つで、凍ったままスープや炒め物、天板でのロースト焼きに放り込めば、ほとんど考える必要がありません。
  • 食パンの端や、「念のため」冷凍した残り半分。 冷凍したパンは、凍ったままトーストしても新鮮なものと遜色ありません。トースト以上に厳しい状態になったものは、さらに奥に押しやる前に、パン粉にしておく価値があります。
  • すでに調理して冷凍してある一食分。 誰かがまさにこういう夜のために作って冷凍したスープや煮込みは、実はもう完成した晩ごはんです。これがいちばん忘れられがちなものです。調理の手間がいらない分、必要なのは「そこにあると覚えていること」だけなのに、何もしなくていい食品ほど不思議と見落とされます。
  • 小分けの容器や製氷皿で冷凍したストック、ソース、ペースト。 それ単体では一食になりませんが、味気ない晩ごはんを立て直す最短の方法です。無関係なもの同士を二つ、いま作っている鍋に足すだけで、どちらも十分に使い道があります。

再び満杯に戻さないための、入れ替えの習慣

冷蔵庫はほぼ自分で自分を管理してくれます。古くなったものが自分からサインを出すからです。冷凍庫にはその代わりになる、小さな習慣がひとつ必要です。新しいものを入れるときは、先にすでにあるものをどかしてから入れる。そうすれば、いちばん新しいものが、いちばん古いものの手前をふさぐことがなくなります。これはチェスト型(上開き)の冷凍庫でとくに重要です。重力がやりたいことの逆に働き、古いものほど、あとから足された新しいものの下に沈んでいくからです。日付は正確な日ではなく月だけで十分なことが多く、冷凍庫の中の時間は冷蔵庫とは違う単位で流れているので、「これはだいたい春に入れた」という大まかな感覚だけで、「これを先に使おう」という判断には十分です。

本当に役立つ方法

冷凍庫のこの問題は、結局のところ冷蔵庫と同じ問題から、目や鼻で気づける手がかりだけを取り除いたものです。対策も同じ考え方で、目や鼻に頼らずに済むようにするだけです。Munch は各バッチをどこに保存しているか――冷蔵・冷凍・常温――で記録するので、冷凍庫に移したひき肉の袋は、名前と日付のついた一行のままで、誰にもわからない白い霜のかたまりに変わってしまうことがありません。家族全員が同じ一覧を見るので、しまった本人だけがそこにあることを覚えている、という状況にもなりません。冷凍庫が冷たくなるわけでも、片づくわけでもありませんが、扉を閉めた瞬間に中身が消えたようになる、ということがなくなります。

これは週末をつぶす作業でも、維持し続けるための仕組みでもありません。必要なのは、冷凍庫に何がだいたいあるかを把握し、週に一度そこから献立を考える、という小さくて繰り返しやすい習慣だけです。それを続けていけば、満杯の冷凍庫は、あまり開けたくない引き出しではなく、晩ごはんの立派な出発点に変わっていきます。