Munch家庭のキッチン管理

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冷蔵庫の温度は何度に設定すればいい?

結論から言うと、冷蔵室は4℃以下、冷凍室は-18℃以下が目安です。ところが、実際の冷蔵庫のダイヤルにその数字が書いてあることはほとんどありません。書いてあるのは1から5までの数字か、弱〜強の目盛りで、「回せる数字」と「本当に意味を持つ数字」のあいだにあるこの落差こそが、自分の冷蔵庫が実際に何度で動いているか、多くの人が一度も確かめたことがない理由です。

なぜダイヤルが温度を示していないのか

多くの冷蔵庫の温度調整ダイヤルは、いまだにシンプルな機械式の仕組みでできています。温度を感知するセンサーと、その感度を変えるダイヤルであって、度数そのものを設定するダイヤルではありません。5に回したからといって「5℃」を意味するわけでも、「3より必ず何度か低い」ことを意味するわけでもなく、実際には「コンプレッサーが止まるまでの時間が長くなる」というだけです。それが庫内の実際の温度としてどう出るかは、機種、庫内の詰まり具合、置いてある部屋によって変わります。同じ「3」に合わせた二台の冷蔵庫が、実際には二、三度違うということは普通に起こります。あのダイヤルはそもそも、機種同士を比べるためにも、数字そのものを信じるためにも作られていません。あれは相対的な調整であって、測定値ではないのです。

本当に意味を持つ数字と、それが選ばれた理由

食品安全のガイドラインが冷蔵室の上限を4℃に置くのは、覚えやすい数字だからではなく、その付近で菌の増え方が大きく変わるからです。それより低ければ増殖はゆっくりですが、いわゆる危険温度帯——だいたい4℃から60℃——に入ると、条件がそろえば食中毒の原因になる菌が一時間もかからず倍に増えることがあります。4℃は菌の増殖が完全に止まる点ではなく、それより低ければ、パッケージに書かれた保存期間の目安や、このサイトの他の記事で説明している判断方法が、実際に成り立つという境目です。4℃のつもりで実は7℃で動いている冷蔵庫は、「少し暖かいだけ」ではありません。中に入っているすべてのものの時計が、ラベルが前提にしていたより静かに速く進んでいる状態です。

冷凍室の-18℃という目安は、まったく別の仕組みで効いています。冷凍は殺菌ではありません。何かを殺すのではなく、水を菌が使えない状態にすることで、増殖を遅らせるのではなくほぼ完全に止めます。だからこそ、冷凍室の温度が数度上がることは、冷蔵室で同じことが起きるよりゆっくり進む問題です。増殖が実際に再開するのは0℃に近づいてからですが、冷凍焼け(氷の結晶による傷み)は、冷凍室がその点に近づくほど進みやすくなります。

ダイヤルはひとつでも、庫内の温度はいくつもある

センサーの位置が本当に4℃を保っていたとしても、庫内のどこもかしこも4℃というわけではありません。どの棚がどんな温度になるか、ドアがなぜいちばん不安定なのかは、このサイトの別の記事で扱っている話です。ここで付け加えておきたいのは、ダイヤルが調整しているのはその範囲のだいたい真ん中であって、特定の棚を狙っているわけではないということです。だから「うちの冷蔵庫は3に合わせてある」という一文は、ある棚のあるパックが実際に4℃以下にあるかどうかについて、ほとんど何も語っていません。

推測ではなく、実際に確かめる方法

唯一確実な方法は、別に温度計を用意することです。しかも一度きりで済む小さな作業です。安価な冷蔵庫用温度計を、中段の奥寄り——ドアではなく、背面に貼りつくほど奥でもない場所——に数時間置くと、初めて本当の数字がわかります。もし4℃より高ければ、ダイヤルを一段階だけ上げて、一日置いてからもう一度確認します。一度に何段階も回さないことが大事です。冷蔵庫は一回変えるごとに落ち着くまで時間がかかるので、急いで判断するとかえって回しすぎてしまいます。同じ温度計は冷凍室にも使え、目安は-18℃以下です。

冬にちょうどよかった設定が一年中そのままとは考えず、季節ごとに確認し直す価値があります。夏の台所が暖かくなること、帰省や連休でドアの開閉が増えること、あるいは単純に庫内が満杯になって冷気を保ちやすくなること——どれも、同じダイヤルの位置が実際に届ける温度を変えてしまいます。

見た目には何も出ないのに、温度がずれているサイン

冷蔵室が二、三度暖かく動いていても、たいていは何も知らせてくれません。霜も付かず、初日ににおいが変わるわけでもなく、ドアは今までどおりの音を立てて閉まります。実際に現れるのは、同じ週のうちに、互いに無関係のものがそろって少しずつ早く傷み始めることです。牛乳がいつもより早く酸っぱくなる、作り置きが一日早く怪しくなる、葉物が前回より早くしなびる。ひとつだけ早いなら、それはそのもの自体の問題かもしれません。無関係なものが同じ時期にまとめて早く傷むなら、まず自分の記憶ではなく冷蔵庫を疑って、温度計を当ててみる価値があります。

日々の暮らしで実際に効くこと

  • 温度計は一度買えば十分。大した出費ではないのに、ダイヤルには最初から答えられない問いに答えてくれます。
  • 冷蔵室は4℃以下、冷凍室は-18℃以下を狙う。見るべきはこの数字であって、ダイヤルの目盛りの位置ではありません。
  • 一段階ずつ変えて、一日待つ。冷蔵庫が落ち着くまで時間がかかるので、すぐ次を測っても意味がありません。
  • 季節の変わり目や、まとめ買いで庫内が満杯になったあとは確認し直す。同じダイヤルの位置が、一年中同じ温度を出すわけではありません。
  • 同じ週に無関係なものがまとめて早く傷んだら、まず冷蔵庫を疑う。その傾向は記憶力ではなく温度を指しています。

温度を正しく合わせれば、冷蔵庫の中のすべてのものに、正味で数日分の余裕が生まれます。ただし、それとは別に「どれから先に食べるべきか」という問題は残ります。Munch が向き合っているのはまさにそこです。冷蔵庫に実際に何があり、何がいちばん期限に近いかを記録し、家族全員が同じ記録を見られるようにする。そうすることで、正しい温度が稼いでくれた数日分が、誰も覚えていなかったもののために無駄になることを防ぎます。

ここまでの話に、スマート家電も特別な運も必要ありません。必要なのは安い温度計をひとつ用意して、一度きちんと測ること、そして季節や買い物のリズムが変わるたびに、また確かめに戻ることだけです。